2024-05-27

anond:20240527154217

一所懸命だけを使う人に聞いてみたいな。なぜ「一生懸命」ではなく「一所懸命」を使うのか。

語源的に正しいから?

 さて,それでは,現在採るべき表記法はどうであろうか。最近辞典類を見ると,『岩波国語辞典』(岩波書店刊)は,「一所懸命」を本見出しとし,「一生懸命」をから見出し扱いにしているが,『例解新国語辞典』(三省堂刊),『新明解国語辞典』(三省堂刊),『新選国語辞典』(小学館刊)などは,「命がけのこと」を意味する語としては「一生懸命」を本見出しにし,「一所懸命」を併記したり,古語扱いにしたりしている。さらに『例解辞典』(小学館刊),『NHK編 新用字用語辞典』,『朝日新聞用語の手引』(朝日新聞社刊)などの用字用語辞典は,ほとんど「一生懸命」に統一している。

 以上のことから判断すると,現在学校教育においては,表現学習や語彙学習場合には「一生懸命」が望ましいと思われる。なお,教科書文学作品においては原典尊重し,『オツベルと象』では「一生懸命」(原典は「いつしやうけんめい」)を,『蜘蛛の糸』『坊っちゃん』では「一生懸命」(原典は「一生懸命」)を,『ごんぎつね』では「一生懸命」(原典は「一しょうけんめい」)を使用している。

教育出版HPより

記事への反応 -
  • どちらかしか使わない人も多いと思うが、私はどちらも使いたい。 さて、どう使い分けるか? 一所懸命…瞬間的に頑張っていることに。 一生懸命…継続して頑張っていることに。 ざっ...

    • 一所懸命だけを使う人に聞いてみたいな。なぜ「一生懸命」ではなく「一所懸命」を使うのか。 語源的に正しいから?  さて,それでは,現在採るべき表記法はどうであろうか。最近...

    • 松岡:「一所懸命」です。 普通は「一生懸命」ですが、僕の小学校の担任の先生が教えてくださったのは「一所懸命」でした。 1つのところに命を懸ける。 松岡修造の言うことに間...

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