この連休は久しぶりに実家に帰ったのだが、その際「つらかったら戻ってきて一緒に暮らせばいい」と老いた両親に言われた。
その場では、二人だけで暮らす寂しさはわかるが、私の仕事はどうするんだよ、と思って反発を感じたけれど、
両親の年金はそれなりにあるらしいことがだんだんわかってきたし、私も、贅沢を知らない人間なので、投資に回したりするほどの貯金を積み上げてきた。
それに、この人手不足なら、地方では職も選べるほどあるんだろう。
今の仕事は他の人に比べたらかなりラクな方だと思うのだけれど、昔ほどの思い入れは無くなって、まあやめてもいいかなと最近は思うし。
結婚もあまり意欲が無く(最近、実家に近づかなかった原因がこれだった)、気づけば子供を成すには無理な年齢になってきた。
それなら次世代に遺す財産も必要なく、それを使い切るつもりなら、親とほそぼそ暮らしていつかはそれを看取り、
自分もなんとなく仕事をして、なんとなく生涯を終えるというのでも、あながち悪くないのかなと思えてきた。
こうして都市で暮らしていても、昔ほどは楽しくない。趣味もやり尽くした感がある。
だから、人々が田舎暮らしを考え出す気持ちもわかりつつあり、それなら、合わせて親の面倒も見たりするか、といった気持ちなのだ。
少なくとも打算や悪意で言ってるようには思わない ただし選べるほど仕事があるかは疑問
まあそれはたしかに。