母親はずっと「あなたが生まれた時は嬉しくて、あなたがとっても可愛くて、大切すぎて大好きすぎてある意味狂ってた。」と言われていたし、
一般的に、親にとって子供が可愛い存在であることは理解していた。
でも実際生んで、育ててみて分かった。"親にとっての我が子"がどれほど可愛いかは、到底理解できていなかった。
寝る前に"今日の可愛かったシーン"を夫婦で共有し合ったり、写真アプリに出てくる我が子の"1年前の今日"の写真を見返して、胸がいっぱいになっている。
一挙手一投足に「かわいい」と思っているから、昔流行った脳内メーカーだと脳の半分以上はピンクと赤の文字で書かれた「かわいい」が占めている自信がある。
夜泣きもイヤイヤ期も、結局は全部可愛かった。こんなに小さな生き物が全力で泣いて何か主張してるのかと思うと、困る気持ちと同じくらい「かわいい」って感情が湧いてくる。
私はこんなにあなたを可愛いと思っているけど、絶対あなたにはこれを理解できないね。
自分が子供を育てる側になって初めて「こういうこと?」って気がつくんだよ。
そして、その感情を親の私と子供の自分って立場で置き換えようとすると、急に気持ちの重さと小っ恥ずかしさが襲ってきて考えるのをやめちゃうんだ。
だから、あなたは自分の子供の可愛さは理解できるだろうけど、私がどれだけ可愛いと思っていたかは理解できない。私と同じ性格ならね。
ワイは自分が一番かわいいやで。