2023-09-03

昭和田舎自転車屋はぬるい商売だったのか?

うちの町には1軒しか自転車屋がなかった。

ふと思ったのだが、なかなかぬるい仕事だったんじゃないかな。

中学生イコール自転車通学みたいな土地柄だったから、入学する子供の数だけ自転車が売れてた。

今より自転車が高くてさ、普通の3段変速くらいの通学用モデルでも5万とか7万とかしてたよ。

毎年150人くらい中学入学してたから、それだけで750万くらい売り上げてた計算になる。

大半は高校入学で一度買い換えるし、小学生幼稚園児も乗るし、広告とかしなくても年商2000万くらいはあって、そこそこぬるい商売だったんだろうな。田舎から家賃払ってないし、一家暮らすくらいの所得は残ったんだろうな。

何度かパンク修理に行ったけど、いつ行っても自転車仕事はしてなかった。

子供自転車は修理して長く使うっていうより、基本的に、成長とともに乗り捨てて大きな自転車に買い換えだしな。せいぜいパンク程度で、タイヤとかブレーキを交換するころには次の自転車だし。

あの自転車屋、高い自転車の整備とか出来たのかな?

そもそも工具あったのかな?

自転車屋なのに郵政カブの整備してたから、一式は持ってたんだろうけど。

昭和は遠くなった。

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