現実には平和な暮らしの下で不条理に見舞われて涙を飲んで死ななくてはならなかった人が何億人もいて
家族や愛する人がそういう目にあったらどんな手を使っても報復してやりたい、おかしいと嘆くという人もたくさんいて
結局生命はその体に精神を縛られているから利己的でしかあり得ない、生きている事自体他者への加害性を常に含んでいる
陰惨な歴史の延長上で、自由平等友愛を理念とする民主主義の虚像を今はギリギリのバランスで保てているように見えるだけで本質的な生命の不条理は変わらない
その真実に突如直面し現実へ堕落させられた人がPTSDになったりする