父はのんびりとした喋り方をする人で、不器用な人間だった。大学入試に失敗して一浪して地方の国立大学の工学部に入り、なぜか運動系の部活を始めるもののレギュラーになることなく四年を終えたらしい。そのまま地元の繊維会社に入社して、定年の少し前にリストラされて今は畑仕事をしている。
私は自分の衝動に対して歯止めが効かないようなタイプで、話すのも食べるのも早いし、記憶力には自信があるし、こう言っては何だが頭の回転も良い方だった。私が父のことを思春期にどう見ていたかはあまり書きたくないが、自分とは違っていると感じていたし、母親や親戚もそのように言っていた。
しかし私も40を越えて、なんか思うように喋れなくなってきて、表面上は父に似てきたのかなと思う。人や物の名前が思い出せなくてすぐ口籠ってしまう。変な感じである。
先祖の枝分かれってすごい数あるわけで、 遺伝って父とか母を通り越して 7世代遡った母方の血を色濃く受け継ぐってことも容易に発生する それが遺伝や
自閉っぽい夫と離婚したシンママが息子を育てることになったけど、息子が大きくなるにつれてどんどん自閉度が強まる話をしょっちゅうツイッターで見かける 父親と何年も会ってない...