割とそういう傾向強くないですか?うちもそうなんですが。
これは普通に考えると生存バイアスで、子供がいなくて仲の良くない夫婦はあっさり離婚していくので時間が経つほど仲のいい夫婦だけが残っていくというものだと思う。「子は鎹」と言うように、子供がいたら多少夫婦関係が悪い程度ではそうそう離婚なんてできないだろう。
少子化の世の中で完結出生児数も減ってきているとはいえ、いまでも大多数の夫婦は子供を持っている。だから統計的な傾向として、世の中の平均的な夫婦関係の像は、子供のいない夫婦の関係性よりも「うっすらと仲が良くない」方に偏っていると思う。その結果として、社会の規範意識や仕組みや言説やエンタメやその他もろもろは「夫婦とはうっすらと仲が良くないもの」という前提で作られているように感じるんですよね(仲の良い夫婦の話は「非現実的な理想像」として提供されているように思う)。そりゃボリュームゾーンがそういう人たちなのであれば、その人たちに刺さるように仕組みやビジネスを作った方が得なので当然でしょう。
そのような社会で我々のように仲の良い夫婦をやっていると、それだけで何となく肩身が狭いというか場違い感というか、居心地の悪い感じになってしまう。なんかやっぱり「あるべき姿」じゃないんだなあという思いを日々感じながら生きている。世の中に広く提供されているものがいちいち刺さらないのだから当然だよね。この社会はnot for youですよというメッセージを継続的に受け取ることになる。
だから世の中はダメなんだとか、我々に刺さるものを提供しろとか、そういうことは全く思わないんだけど、居心地悪いな〜とそれだけの話です。
勝手にオナってろ、という話