LINEで連絡を取りながら、一人の人間を狙って精神的虐待を集団で行う現代のいじめ。この被害に遭えば、死にたくなって当たり前だろう。
いじめられた側は、いじめられない様に一挙手一投足に注意を払うようになる。表情や行動がぎこちなくなる。それを見て、さらに笑いものにする。
いじめられている側は気づくと精神崩壊するので「気づかない」。正確に言うと、気づいているのと気づいていないのが同居した状態になる。
いじめる側は表情や態度で、相手を馬鹿にする。こういうのをLINEで連絡を取って集団で一斉に行う。
今まで親しく話しかけてくれた人も、雰囲気を察して、話しかけてこなくなる。いじめられている側からすると、誰がいじめっ子で、誰が中立で、誰が味方なのか、わからなくなる。
いじめの最中、被害者は当然苦しいわけだが、その後も、被害者は死にたい思いに苦しめられる。それから何年経っても死にたい思いは消えない。むしろ、死にたい思いが強くなっていく。
Facebookを見るといじめた側が、楽しそうにしている写真が見える。自分は死にたいと思い、引きこもっている。もっと死にたくなる。
体中が自分を拒否しているような脱力感にさいなまれる。実際、うつ病を患う。
苦しさから逃れるために、酒に溺れ、薬に溺れる。