2023-03-30

anond:20230330203345

「……あれ? ここはどこだ?」

目が覚めると、俺は見知らぬ場所に立っていた。

「ここは一体……」

周囲を見渡すとそこは森の中であることが分かった。

どうなっているんだ? なんでこんな所に? わけがからず混乱していると、またもやあの謎の声が響き渡る。

ドラゴン口説いて殺されるとか、君って本当に救いようのないクズだよね』……と。

「は?」

しかしこんなに早く死ぬとは思わなかったよ』

「いや、何を言っているんだお前?」

『何って、君が死んだ時のことを話していたんだけど?』

「死んだ?俺が?嘘をつくなよ!俺はこうしてピンピンして――あっ!?

そこでようやく思い出した。

そういえば、俺は先ほどドラゴンに殺されていたのだ。

理解できたかな?そう、君は死んだのさ』

「……」

『でも安心して欲しい。君にはもう一度チャンスをあげることにしたんだ。というわけで、早速だけどハーレム作りを再開してくれるかい?』

……とまあそんな感じで生き返った俺は、今度は近くの村娘に狙いを定めた。

「ねえ、そこのお姉さん」

「あら? 私に何か用かしら?」

「よかったら俺の女にならないか?」

「ふふっ、面白い人ね。貴方みたいな素敵な男性から誘っていただけるのは嬉しいけれど、あいにくわたくしは既婚者なの。ごめんなさいね

「うるせえ!セックスさせろ!弱者男性舐めるな!」

「きゃああっ!」

「うおおぉぉっ!」

そして再び襲いかかろうとした瞬間……

「そこまでです!」

という声が響き渡った。

慌てて声の主の方へと視線を向けると、そこには見目麗しい美少女の姿があった。

「なんだてめぇ?」

「私は聖女アリアあなたのような不届き者を成敗する者です」

次の瞬間、俺は強烈な光の奔流によって飲み込まれていく。

「うわあああっ!」

まりの眩しさに目を閉じた次の瞬間……

俺は見知らぬ場所に立っていた。

「ここは一体……」

周囲を見渡すとそこは森の中であることが分かった。

どうなっているんだ? なんでこんな所に? わけがからず混乱していると、またもやあの謎の声が響き渡る。

『君さあ……学習能力ないの? もういい加減にしてくれない? さすがに呆れ果てちゃったよ』

……とまあそんな感じで、またしても自称・神の声が聞こえてきた。

記事への反応 -
  • つい先日、Twitterで理解のある彼くんと結婚する人生イージーモードの女を見たばっかりだぞ。 弱者男性は結婚できないにも関わらず、結婚できる強者女性ばかりが優遇されているこの現...

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