「……あれ? ここはどこだ?」
目が覚めると、俺は見知らぬ場所に立っていた。
「ここは一体……」
周囲を見渡すとそこは森の中であることが分かった。
どうなっているんだ? なんでこんな所に? わけがわからず混乱していると、またもやあの謎の声が響き渡る。
『ドラゴンを口説いて殺されるとか、君って本当に救いようのないクズだよね』……と。
「は?」
「いや、何を言っているんだお前?」
『何って、君が死んだ時のことを話していたんだけど?』
「死んだ?俺が?嘘をつくなよ!俺はこうしてピンピンして――あっ!?」
そこでようやく思い出した。
そういえば、俺は先ほどドラゴンに殺されていたのだ。
「……」
『でも安心して欲しい。君にはもう一度チャンスをあげることにしたんだ。というわけで、早速だけどハーレム作りを再開してくれるかい?』
……とまあそんな感じで生き返った俺は、今度は近くの村娘に狙いを定めた。
「ねえ、そこのお姉さん」
「あら? 私に何か用かしら?」
「よかったら俺の女にならないか?」
「ふふっ、面白い人ね。貴方みたいな素敵な男性から誘っていただけるのは嬉しいけれど、あいにくわたくしは既婚者なの。ごめんなさいね」
「きゃああっ!」
「うおおぉぉっ!」
そして再び襲いかかろうとした瞬間……
「そこまでです!」
という声が響き渡った。
慌てて声の主の方へと視線を向けると、そこには見目麗しい美少女の姿があった。
「なんだてめぇ?」
「私は聖女のアリア。あなたのような不届き者を成敗する者です」
次の瞬間、俺は強烈な光の奔流によって飲み込まれていく。
「うわあああっ!」
あまりの眩しさに目を閉じた次の瞬間……
俺は見知らぬ場所に立っていた。
「ここは一体……」
周囲を見渡すとそこは森の中であることが分かった。
どうなっているんだ? なんでこんな所に? わけがわからず混乱していると、またもやあの謎の声が響き渡る。
『君さあ……学習能力ないの? もういい加減にしてくれない? さすがに呆れ果てちゃったよ』
……とまあそんな感じで、またしても自称・神の声が聞こえてきた。
つい先日、Twitterで理解のある彼くんと結婚する人生イージーモードの女を見たばっかりだぞ。 弱者男性は結婚できないにも関わらず、結婚できる強者女性ばかりが優遇されているこの現...
「……あれ? ここはどこだ?」 目が覚めると、俺は見知らぬ場所に立っていた。 「ここは一体……」 周囲を見渡すとそこは森の中であることが分かった。 どうなっているんだ? なん...
「おい!どういうことだこれは! どうして俺が死ななくちゃならないんだよ!」 『は? 僕が君を殺したんじゃなくて、君が勝手に死んだんでしょ?』 「ふざけんなよ!お前が無理やり...
目が覚めると、俺は見知らぬ場所に立っていた。 「ここは一体……」 周囲を見渡すとそこは森の中であることが分かった。 どうなっているんだ? なんでこんな所に? わけがわからず混...