公開中の映画の関連エピソードをやっていて、本編ではなかったけど。
内容としては幼少期のルフィとウタのエピソードで、所謂ボーイミーツガールな話。
テンプレ的な話ではあったけれど、特に印象の残った場面があった。
それは、ウタがルフィに「海賊になって何がしたいの?」と尋ねる場面だ。
そこでルフィは答える。
「俺は世界中を冒険したい。いろんな場所に行って、いろんな奴らに会って、いろんな食いものを食べたいんだ!」
そう目を輝かせて語るその姿に、思わず泣きそうになった。
俺が好きだったワンピースの魅力が、この場面に凝縮されているように感じられたから。
見知らぬ世界への憧憬、新たな出会いへの期待、未知なる体験に寄せる希望。
そういった思いや気持ちを、少年ルフィは表情で雄弁にこれでもかと語る。
実に楽しそうに。
実に生き生きと。
俺が昔、子供の頃に感じたワンピースの面白さっていうのはここにあったんじゃないかと思うんだ。
未知なるものに対して恐怖を示すんじゃなくて、未知なるものだからこそ楽しもうぜ!とするその姿勢に。
生きることへのワクワク。
なんだか長らく忘れていた感覚を、今日たまたま観たワンピースで思い出した。
この作品は、やっぱり凄いのかもしれない。