僕は「失敗作」でした。
神戸製鉄で僕は加工されみんなの役に立つ資材になるはずでした。
僕が「失敗作」という不具に貶められたあの日を忘れません。
新入社員だった安倍晋三がミスをして僕は規定の長さに足りない半端ものにされたのです。
何本もの同胞が同じように「失敗作」にされて使い物にならぬクズとして扱われました。
親コネで入社した安倍晋三は本来なら解雇されてもおかしくないほどの失敗でも咎められることはありませんでした。
どれだけ安倍晋三を憎んでも、たかが鉄パイプの僕には何も出来ませんでした。
使い物にならないクズとして市場に出回るはずのなかった僕たちは溶かされて再加工されるはずでした。
でもなぜか僕だけは流出し、流転の末に奈良のホームセンターの片隅で端材として格安で売られることになりました。
半端な長さの僕は使い所が悪く、どれだけ安くても僕を必要とする人間は現れず、処分費用の方が返って高くつくという都合で何十年もそこに留まりました。
そしてある時僕は山上に買われました。安倍晋三を殺す銃の材料として。
同じ相手を憎む、出会うはずのなかった二つの魂が運命によって引き合わされた瞬間でした。
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_3519/
神戸製鋼・ヤング安倍晋三は、本来の長さと異なるパイプを大量に作ってしまうという大失態を犯したらしい。しかも、気になるのは、「クビ」を覚悟したほどのとりかえしのつかないミスであったにもかかわらず、なぜかその後「事なきを得た」ことだ。