大学に入りたての頃の話。
何の講義だったか忘れたけど、初回のガイダンスが早く終わった私は食堂の前にあるベンチで一人でぼーっと座っていた。その講義の時間が終わったら昼時だったから、一緒にご飯を食べる約束をしていた友人※別学部を待っていた。
天気のいい日で(ぽかぽかしていい天気だな〜)とか思ってたら、「今ちょっといいですか?」とスーツ姿の女性に声をかけられた。
話を聞いてみると、女性は家庭教師のバイトの募集をしているという。
その時は(この大学って教員志望の人いっぱいいるしな〜)とバイト募集する人がいることにぼんやりと納得しつつ、(でも自分は教師になりたいとかじゃないしな〜)と思ったので「興味ないし別にいいです」と断った。断ると女性は「そうなんですね。じゃあこれで」とどこかに去っていった。
まあそれだけなんだけど、ここ二三日のことがあって今振り返ってみるとなんか変だったなと思ってしまった。あれ以降の在学中に家庭教師の募集してる人とか見たことないし、昼前の食堂の前ならどっか行くより待ってた方が人はたくさん来るし、そもそも教員志望の多い大学のそばなら普通に求人出せばよくない?って思うし。