会社でもPTAでもそうなんだけど、とにかくみんな問題が起きたときに上手く収めようと頑張るんだよね。
その様子が「大岡裁きを探そう」みたいになってて、みんな凄い苦労してる。
喧嘩両成敗とか、第三者が介入することで上手く行く、とかそういうのを探してる。
例えばPTAでとある保護者とPTA役員が揉めてたんだけど、どう考えても悪いのは保護者の方で役員は何も悪くない。
それなのに双方が納得がいくような解決策を探してて、結局ずーっと揉めてて、今は校長・教頭あたりも出てきて更にややこしくなってる。
会社でも社員同士が揉めてて完全に片方が悪いんだけど、両成敗とか三方一両損みたいな解決策を探しててずっと揉めてる。
日本人ってそういう大岡裁きみたいなスカッとジャパンが大好きで、できれば自分がそういう解決をして大岡っぽくなりたいっていう欲望を持ってそうに思う。
ところが世の中の揉め事の大半は凄く単純で、大体は引き金を引いた奴が悪いし他の人は全然悪くない。
そんで大岡裁きを探してる途中で口論とかになると言った言わないとかになって余計ややこしくなったりしてる。
あと、三方一両損だって三両落とした奴が原因だし、受け取らないで面倒なことになってるそいつのワガママが一番悪いし
大岡「片手ずつもって引っ張り合うやで」 母親「ふぬー」 子供「真っ二つに裂けたンゴ」 大岡「半分ずつ分けたら公平やね」
大岡裁き観ももちろんあると思うし、 誰も責任取りたくないから成敗する断定的なことを言いたくないってのもあるし 行き過ぎた個人主義の影響で、個人が個人の価値観に白黒つけるの...