2022-06-29

飢饉対策

意外とここ30年の歴史だったのか

タイ米なつかしい

お米が不足したことがありますか。

こたえ

お米の生産は、気候などの自然条件(じょうけん)の影響(えいきょう)を大きく受けることから生産量が多い年と少ない年があり、その差が大きいものとなっています

最近では「平成の米騒動(こめそうどう)」と騒(さわ)がれ、不作の年がありました。

これは、平成5年産のお米の作柄(さくがら)が、記録的な冷夏(れいか:低温)や日照不足により、お米の作況指数(さっきょうしすう)74と「著(いちじる)しい不良」となったため、平成4年産を274万トン下回る783万トンしか収穫(しゅうかく)されませんでした。

また、その年の在庫(ざいこ)も23万トンしかなく、お米の安定供給(きょうきゅう)の確保(かくほ)という観点から海外から約259万トンを緊急輸入(きんきゅうゆにゅう)したことがあります

このため、農林水産省では、米不足に備えた備蓄制度(びちくせいど)を設(もう)け、10年に1度の不作(作況92)や通常程度の不作(作況94)が2年連続して生じても、国産米をもって安定的供給できるよう年間100万トン程度を基本(きほん)に米不足に対する備(そな)えを行っています

毎年、20万トン程度備蓄米(びちくまい)を買入れ、通常は5年持越米(もちこしまい)となった段階(だんかい)で、飼料用(しりょうよう)などとして売却(ばいきゃく)されます

  • 生産技術や品種面での対策も行われたので、いま平成5年レベルの冷菓が来ても作況指数74はないでしょうなあ 80後半くらいになるんじゃないかね

    • おーなるほど 参考になります 米と大豆さえあれば輸入ストップしても生きられますからねえ 米は大事です

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