可哀想な子供、親に振り回される子供の解像度は高く描写できてるなとは思う。
続いてもいいしそのまま終わってもいいと、大した関心や興味を持てない作品で
バズってるのに周りとの温度感に差があるなと自分でも感じていた。
どうもこのタコピーの原罪という作品は「空虚」だからなんじゃないかと気付いた。
東くんは親への愛情を求めてるのに満たされない空虚な状況だったし
とことんこのタコピーの原罪という作品には空虚というか大事なものが欠けてる存在しかいない。
それで空虚な存在が様々な状況を乗り越えて満たされるというポジティブの方向に進む話の展開もしておらず、
ただただ空虚なまま欠けたまま波乱万丈で予想しにくい展開が荒波のように行われ
それに対して読者がビックリしてバズってるのを繰り返している。
そのような状況だと思う。
この作品は空虚な存在が空虚なまま終えるというテーマを描いていて、そういう何も得られない進歩しないで出来事が終わったという着地になるだろう。