プラテネスとかは設定考証を厳密にしてそうな雰囲気がある、リアリティがあるからこそのクレームだったんだろうな。
とはいえ、設定考証のレベルを上げればそれで作品が面白くなるかといえばそういうものではない。
例えばエヴァンゲリオンのQだったと思うが、
衛星軌道かなんかを周回してるシンジくんとエヴァ初を回収するために
打ち上げられたロケットのシークエンスがものすごく現実に忠実だ、
って評価されていたがそれが特に作品の面白さのレベルを上げるわけでもない。
エヴァみたいに何でもありの世界観でロケットの打ち上げを精密に描いたところで、
ファティマを一般人が「所有」する難しさを強調するためにその設定がものすごくよく活きていて、
さらにそれがヨーン・バインツェルの物語と二重三重にうまくリンクしていて見事だった。