飲み会に出ると「あれをカットするのはどういうことか!」「あの人が定年までしかいれないのは残念だ。」「うちのプロジェクトにもっと予算を!」という話でもりあがる。まあ分かる。
うちのプロジェクトは一応先は有望かもしれないけどまだまだ超えないとならないハードルが高い。時間も掛かりそう。問題点は山積。かつ、このままいったらもうすぐ打ちきりになるのが見えているから。
どこかに儲かるネタが有るはずだ!僕らはもっと稼げるはずなんだ!逆に無駄遣いしている案件がある!あいつがあんなに給料をもらえるのはおかしい!そういうのは皆抱えてるんだろう。
そういう僕らの選択と集中の代弁者として、小泉が選ばれ、竹中平蔵がもてはやされ、落合陽一が持てはやされた。口先で儲かるものを煽るのは得意で、普通の人よりはちょっとリサーチはしているから。そいつらの目に叶わなかったものは削られてきた。まさに芸人。成長戦略芸人。
それでも意味のあることに金を出して無駄を削れというのはまあ当然ではあるし、人間として求めるのだろう。さて、成長戦略芸人が、本当に僕らの代弁者なのかね?