2021-11-10

直感

エモい」というのは、物事の背景に潜む文脈理解したうえで、エモーショナル物語性を感じられた時に発せられる。直感的な物語性の理解ポジティブイメージの反応。経緯や背景の物語理解しないとエモいには到達しないので、実は高度な反応ということになる。

たとえば、あるマイナーマンガキャラクターVtuber が、大きな広告に起用されたとき、そのキャラクターを前から知る人、キャラクター性格立ち位置物語の中での活躍を知る人にとっては妥当な起用であり、むしろ社会に広く認められたという感慨も生まれエモい、と感じるかもしれない。

その背景情報を共有しない人にとってはどうだろうか。「なんか二次元の絵」や「なんか知らん3Dの絵」なのである。そこに何の感慨もなく、ただ直感的な反応、知らん、好き嫌いかわいい、どうでもいい、不愉快、といった見た際の反射的な反応のみが発生する。

困ったとこに、この反応は美しいものを見て美しい、と思うと同じように直感的なものなので、第三者が反応を変えることが難しい。理性で上書きするように仕向けることはできるのかもしれないが。

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