2021-08-20

現実で悪が勝ち続けると正義が勝つお話需要高まる

ってのはありそう。

まだ今に比べれば相対的に世の中がまともだった頃(注1)連載を開始した進撃の巨人厨二病的な世界でうだうだとやってるうちに、鬼滅の刃ドストレート正義でぶっちぎっていったのは象徴的かなと。(その鬼滅の刃も初期はまだ「正義押し」が固まってなかったが。)(注2)

小山田問題で古の鬼畜悪趣味系の話が出た時にも思ったんだけど、もはや最大限がんばって露悪芸をやったところで例えば「国会過労死について審議してる時にニヤニヤ笑ってる総理以下閣僚たち」みたいなガチな人らには到底かなわんので、鬼畜系の露悪とか「正義こそが悪なのだあ!」みたいなのをがんばりたい人々にはつらい世の中になってしまった。

(注1)連載開始の2009年は例えば在特会カルデロンのりこ氏の居住地域で嫌がらせをやったり京都朝鮮学校を襲撃したりしてその存在感を高め始めた頃で、ウィシュマ氏の問題などを含む現在進行系の「悪が勝つ」ムードが芽吹き始めた頃とも言える。

(注2)だから進撃の巨人作品としてダメなのだ…という話ではない。

  • 正義こそ悪って感じの少年漫画は 日本が戦争で負けて自分が正義だと思ってたものが実は悪だった…!って そーいう戦後感覚の流れでそ まあ少女漫画は悪堕ち側のが美形で影があるっ...

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