もう一つ重要な論点があると思う。それは、犯人のしかも事件直後の言葉をどれだけ真に受けるべきかという点。
減刑を狙っておかしなことを言う人や、世間からの同情共感を狙って理由を取り繕うようなケースは十分ありえるし、
事前に何かむしゃくしゃすることがあって別に女性に限らず傷付けたいと思い犯行におよんだ後になって、従来から頭の中にあった
思想と犯行との結び付けが行われるような、犯人自身が理由を事後的捏造しそれに気付かないようなケースもあるだろう。
しかも当初報道の場合、警察からリークされる偏ったものである。
今回の場合、『犯人自身が「女性を狙った」旨の発言をしており、フェミサイドと言って間違いない』という判定すらまだ危ういと思う。