誰でも一度は舐めたことのある飴。
ウィキペディア情報によれば、なんと神武天皇も食べたという話が日本書紀にあるらしい。
実際に神武天皇が舐めたかはともかく、日本書紀が書かれた頃、既に飴はあったと。
そんな太古の昔からある飴も、時代とともに色々アップデートされてきた結果、今もなお代表的な嗜好品の一つとして健在なわけで。
酸味料を入れる、香料を入れる、色をつける、果汁を入れる、そして最近は酢や塩を入れたり。
そこに来て、個人的に微妙に思ってしまうのが、砂糖系の甘味料のみで味をつけ、他は一切フレーバーなしで無着色の、昔ながらの飴。
黒飴とか、鼈甲飴をそのまま丸い飴玉にしたみたいなやつとかね。
これ、現代人の口に合うか?
自分が学生の時分にも既にジジババ向けとなっていて、それより下の世代は見向きもしなかったのに、今こんなん作っても全然売れないんじゃね?
だいたい砂糖系の甘みだけの菓子なんて、今どきの嗜好的に重すぎるでしょ。
金平糖とか綿あめのように、極力軽い口当たりを目指しているとかならともかく、黒飴・鼈甲飴はその対極のどっしり系だし…。
あと、菓子は見た目の楽しさも重要な要素なのに、色的に黒とか茶色ばっかりで全然面白みがない。
かわいそうに