2021-07-11

随分古臭い菓子なのに売れるの?

誰でも一度は舐めたことのある飴。

ウィキペディア情報によれば、なんと神武天皇も食べたという話が日本書紀にあるらしい。

実際に神武天皇が舐めたかはともかく、日本書紀が書かれた頃、既に飴はあったと。


そんな太古の昔からある飴も、時代とともに色々アップデートされてきた結果、今もなお代表的嗜好品の一つとして健在なわけで。

製法機械化はもちろん、原材料開拓にも余念がない。

酸味料を入れる、香料を入れる、色をつける、果汁を入れる、そして最近は酢や塩を入れたり。


そこに来て、個人的微妙に思ってしまうのが、砂糖系の甘味料のみで味をつけ、他は一切フレーバーなしで無着色の、昔ながらの飴。

黒飴とか、鼈甲飴をそのまま丸い飴玉にしたみたいなやつとかね。

これ、現代人の口に合うか?

自分学生の時分にも既にジジババ向けとなっていて、それより下の世代は見向きもしなかったのに、今こんなん作っても全然売れないんじゃね?

だいたい砂糖系の甘みだけの菓子なんて、今どきの嗜好的に重すぎるでしょ。

金平糖とか綿あめのように、極力軽い口当たりを目指しているとかならともかく、黒飴・鼈甲飴はその対極のどっしり系だし…。

あと、菓子は見た目の楽しさも重要な要素なのに、色的に黒とか茶色ばっかりで全然面白みがない。


なんだか進化が止まってしまったようなお菓子だなーと、見かけるたびに思わされる。

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