2021-04-19

結局、全部が彼女の中で完結している。これは彼女の物語。

氏は中間職であり、被試験者は氏よりも下級である

氏は、管理職でもないのに勝手他人日常業務という名の課題を出して、勝手他人のことを試験する。

試験である下級職は、自分試験に供されていると気づかない。

よりにもよって成績は振るわず、氏は被試験者を不合格とした。被試験者は落第の烙印を押されたことにすら気づかない。

氏はその「勝手試験不合格」を管理職へ突きつけ、被試験者の今後の処遇について進言するのである。被試験者は氏の進言にすら気づかない。

氏は地固めを怠らない。被試験者が成し得なかった日常業務を、自らが献身的にこなすのである。細かなほうれん草を添えてコミュニケーションも忘れずに。

こうして、管理職は氏を信頼し、氏は管理職を掌握・蹂躙する。

試験者であった下級職はどうなったか

管理職は氏を信頼するあまり、自らがつけた下級職の評価差し替えた。氏の発言をそのまま流し込んだ。自分で見たことよりも信頼する人からいたことの方が、管理職にとっては優先されるらしい。

そうして人事権が発動され、下級職は飛んだ。

氏は業務の割り振りや座席配置を管理職へ吹き込み、それらは見事に採用された。

氏のフロンティアが、そこにはある。

これは彼女物語

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