ちょっと前にファッションの話題がここで出たときに俺が「興味なくてもちゃんとした格好しようぜ」みたいなことを書き込んだら「お前は服装で人を判断するのか。差別者め」と返信もらった。
その時はなんじゃそりゃ?って意味がわからなかったけど、昔の自分を振り返って考えると俺を差別者と罵った人の気持ちも分かる。あの人たちはファッション弱者なんだ。
子供の頃からお洒落をしたいけど上手くいかない。服よりお金を掛けたい趣味がある、と思いつつも服装をなんとかしなきゃ。勇気を出して選んだ服を馬鹿にされる。
お洒落な知人にアドバイスをもらったり、服を譲ってもらったりするのが手っ取り早くて良いんだけどそんな人は周りにいない。
何が良いのか悪いのか分からないまま服を買っては失敗を繰り返すうちに、だんだん気力が無くなってくる。
嫌になってもうお洒落はしないと決める。ダサくていいんだ。コレはわかっててダサい格好をしてるんだと開き直る。
今は同性愛も差別してはいけない世の中だ。なのに俺の服装にケチをつける奴がいる。人のファッションセンスを馬鹿にするなんて悪いことだ。あいつらは差別者だ。
学生の頃と変わらない服装で年老いた自分がいる。髪は薄くなって体型は崩れている。
同じ服ばかり着てないで新しいの買ったら?と言われる。そんなことはしない。服に金をかけるのは馬鹿のすることだ。
ここまで想像して悲しくなったので止める。