おめでとうございます。私の母はもう目も開けず、口はぱかりと開き、車椅子に体を投げ出し、初めて会う人の素直な感想を聞けば、関わりたくない・なんか怖いなどと言われてもおかしくない風体になりました。入居して3年になります。かつての母はおしゃれで専用のタンスを何竿も持ち、ジャズを好み、芝居に出かけデパートの実演販売に釘付けになるような、活発で愛らしく聡い人でした。もう面影はありません。しかし、施設の皆さんは本当に良くしてくださっています。もはや妖怪のような風体の母を下の名前で童女のように呼び、やれ今日はちょっと笑った、今日は声を出したと一挙手一投足に喜んでくれます。この施設に入居する前は母にまだ自意識が僅かにあったため、私も父もまだ自宅で一緒に暮らしたいと思っているタイミングでした。そこに入居希望枠が空いたと知らせがあったのです。逡巡する私達家族にケアマネさんが言いました。「お母さんの愛らしさが残っているうちに入居して、人間関係が築けるほうがいい」と。確かにそのとおりでした。笑い、歩け、おやつをぺろりと食べる母を知ってくれているスタッフさんたちは、家族同様に母を気にかけてくれています。ですから、今日、お母さまが前向きに引っ越しを済まされたこと、とてもおめでたい良い契機だと感じました。永くお元気でお過ごしになりますように。お身体ご自愛ください。
今日、母を施設に入れてきた。 今日引っ越した施設は2軒目だ。施設から施設の引っ越し。 払える金額内で少しでも良い施設をと必死で探して見つけて、1年以上待ってやっと空きがで...
おめでとうございます。私の母はもう目も開けず、口はぱかりと開き、車椅子に体を投げ出し、初めて会う人の素直な感想を聞けば、関わりたくない・なんか怖いなどと言われてもおか...
「おめでとうございます。」で何言ってんだこいつ。って思ったけどそういう事か。考えるべきポイントがわかって居なかった。勉強になります。