2021-01-11

浜崎あゆみが好き

ただし1998年2000年に限る

最近浜崎あゆみと言えば、年下のダンサー熱愛報道が出たり、インスタにバリバリ加工した写真を載せたり、よくわかんないけどシングルマザーになったりとあまり良いイメージはないと思う。だがしかし、いやだからこそと言うべきか、最近のこの有り様(あえてハッキリと言うが、醜態晒している)すら、浜崎あゆみデビュー当時と比べればその輝かしさを引き立たせるための背景に過ぎない。

当時、彼女はまさに天才だった。彼女に学はなかったし、何なら多分頭も悪かったと思う。当時書いた彼女歌詞はいずれも誰にでもわかる平易な言葉だけで構成されていて、言っていることだって特に深いわけではない。ただ、そこには確かな感情があったし、人々はその感情に心を震わせていた。そういうものを求めている時代だったのだ。彼女はきっと90年代初頭にデビューしてもヒットしなかっただろうし、2000年代後半でもきっと遅すぎたと思う。20世紀21世紀という小さな時代狭間で、クラブで拾われた育ちの悪い女の子はその才能を狂ったように全て咲かせ、散っていったのだ。

花は枯れるからこそ美しい。失われたものけが持っている輝きを浜崎あゆみは持っている。

  • 最後の一行は誰にでも当てはまる KKOでも 安倍晋三でも 認知症のお婆さんでも

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