2020-12-23

アナ雪の呪いを炭治郎が解く

アナ雪って、

ありのまま俺TUEEEEEEE!」

な長女が結局次女に合わせて死ぬまで自分の特技を抑制する話じゃね?

アナ雪に限らず、フィクションで兄とか姉ってだいたいひとりで何でもできるほど強くて、実際何でもできて、だけど敵に回ったり殺されたりするよな。

主人公である弟妹にとって、乗り越えるのにちょうどいい試練。

兄や姉はいつも損してるんだけどもう損してると認識すること自体が親への不敬だからそう考えてはならないもんなんだ。

しかし弟妹は無邪気にお兄ちゃんお姉ちゃんズルい!って騒いだり、お兄ちゃんお姉ちゃんは何でもできるよねーすごいよねー生まれつきでしょ? 努力してないでしょ? みたいな態度取ってくる。

努力してない長子より努力してる末子の方がいい子だよね?

長子って毒舌ばっかだもんね?

…クソが。

長子はフィクションの中ですら報われない。

でも炭治郎は、長男なのにひとりで何でもやっちゃわないんだ。

自分サポートに回るっていう長子の特性はそのままに、みんなに頼って、みんなを信じる力を持ってる。

炭治郎はすげーよ。

それに引きかえ、煉獄杏寿郎は悲しいさだめの長男のものだった。

ひとりで何でもできるがゆえに、ひとりですべて抱えてしまった。

煉獄杏寿郎は、長子がフィクションでも現実でもどのような状況下にあるかを明らかにしたキャラクターだ。

からこそ、炭治郎の姿は我々長子に希望をもたらしたのだ。

これからは長子の時代だ!

Let it go !

今後一切、兄や姉をラスボスだの悪役令嬢だのにはさせん!

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