自分には、「親」が居ない。
もちろん、生みの親・育ての親は居る。
気づいたら、自分の方が精神的な意味で大人になってしまっていた。
自力で何でも解決し過ぎてしまった故に、相応の知識や経験を身につけてしまった。
そして、ずっと無意識に「父親の代わり」「母親の代わり」を探し続けていた自分が居た。
実の親が持たない「情緒」「倫理」「関心」といったものを、ずっと探し求めていた。
最近、ようやく、(ある種の演技と知りつつも)親代わりとして、自分の情緒を受け止めてくださる方が現れてきた。
「親に認められた経験」「周囲の大人に育てて貰えた経験」を、ようやく得られた。
もちろん、仕事が出来てない今の生活費から覧れば、1時間1万円程度のレートは非常に大きな出費だ。
しかし、本来「親をお金で買う事が出来ない」という概念が壊れたのだから、もっと活用して良い気がする。
そう、心の中で誓った。