1期目の雛が無事に巣立って、今2期目の雛が孵化したところ。
話によると、いなくなる直前にはカラスの声と警戒鳴きが聞こえたらしい。
生まれたばかりの裸の雛を温めて、食事を運んで、警備もして…本当に献身的だ。
元々不器用な印象があったパパ。
卵を温めたいけど、お腹の羽をうまく膨らませられず、そろーっと巣の中に入っては中腰のままソワソワ。
虫を運んできたけど、雛の口にどうしても入らないような巨大サイズで、結局自分でモグモグ。
巣作りだって、ママがせっせと巣材を運んでるときに紐につかまって遊んでいたり、かと思えば不思議なタイミングで得意げに巣材を運んできてママに怒られたり。
そんなパパがママのぶんまで一人何役もこなしている。パパのおかげで、雛は1日のうちにどんどん元気に大きくなっている。
巣には雛が5羽いる。
今はまだ小さいが、大きくなってきたらとても1羽で全員に餌を配給なんてできないだろう。
ツバメは片親になるとヘルパーとして別の成鳥が手伝ってくれることがあるが、いまのところその気配はない。
頑張っているパパ、行方不明のママ、雛、みんな報われてほしいが、ハッピーエンドだけを信じるには自然は厳しい。
ママはまだ末っ子が生まれたところを見ていない。イクメンと化したパパも見ていない。
パパとママはとても仲が良いように見えた。ママは雛の面倒を見るのが上手だった。今の巣にはママが喜びそうなものがいっぱいある。
朝、ツバメの巣にはパパがいて、雛を温めたり虫を運んだりしていた。 元々5羽いた雛は昨夜の時点で2羽まで減っていた。 今日の給餌で顔を上げる雛は1羽だった。 昼、パパは巣の中を...