2020-06-19

夢日記 二頭身ヤンキー

夢を見た。

広い原っぱのような公園にまばらな人がいる。

そこに突如10メートル級の二頭身ヤンキーが出現した。


それはゆるキャラのようなデザインをした巨大なヤンキーぬいぐるみだった。

頭はリーゼント三角サングラスをかけ学ランを着ている。


周りの人たちは出現したそれを見て「あ!二頭身ヤンキーだ!」と叫んだ。

あっという間にスマホを持った人達が二頭身ヤンキーを取り囲む。


二頭身ヤンキーなどという名前は初めて聞いたが、これほど人気なら何かのイベントなんだろう。

そう思って人の群れに加わり二頭身ヤンキーを眺めていた。


すると、人に取り囲まれ許可もなく写真を撮られたことが気に食わなかったのか、二頭身ヤンキーが暴れだした。

「何メンチ切ってんだオラ!」

自慢のリーゼントをぷるんと振るわせて周囲に凄む。


人々は二頭身ヤンキーが喋ったので大喜びだ。

キャー!こっち向いて!と黄色い声が飛び交う。

きっとこれもファンサービスなのだろう。


動く大きなぬいぐるみしか見えない二頭身ヤンキーが暴れる様子をほのぼのと眺めていると、隣の人がプチン…と潰れた。

二頭身ヤンキーが踏みつぶしたのだ。

途端に叫び、逃げ出す人々。

しか相手10メートルである。狙われたら逃げきれるわけがない。

私は必死に走りながら、ある動画を思い出していた。


中に仲間がいるか安心、と安易に罠の中に入り駆除されるネズミ動画である

周りに人がたくさんいるか安心だろうと考えた自分馬鹿だったのだ。


必死に走っていると、ふとあたりが暗くなった。

上を見ると、合うはずのない目が合った。

数秒後、自分もそうなるであろう姿が二頭身ヤンキーの足の裏にへばりついていた。

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