「あつまれどうぶつの森」では、カブの売価が株の如く変動しており、プレイヤーごとでも異なっている。
すると「私のところ今1カブ○○ベルだよ!」「わー!売りに行かせてー!」といった流れが発生する。
とある仲間内20名ぐらいであつ森のグループLINEに参加している。カブ売買が好きな人がいて、この流れを見るたびに、昔抱いた何らかの感情が蘇りそうでモヤモヤしていた。それがさっきわかってすっきりした。
「新作のファミコンソフトを遊びに、そいつの家に行く」。あの頃の小学生の行動そのものだ。
あの頃、新作のファミコンソフトを手に入れた奴は一時的に人気者になった。そいつの家は友達ですぐ一杯になった。
ガキだから単純なもので、皆ファミコンが目当てであり、そいつのキャラクターはあまり関係なかったように思う。ファミコンが無ければ交流など無かっただろう。
「あつ森」のそれは売価の高さがそのまま人気となり、個人の好かれ方はあまり関係が無い。売価が高いときだけ輝く。そのきっかけが無ければ島に遊びにいくことはなかったのではないか。