東京砂漠の職場に手形を持って働きに行く埼玉都民の女の話である
当時の職場のすぐそばにある、お昼しか空いていないお弁当屋さん
ちいさな個人宅の一階で焼き魚450円、お弁当700円、おむすび200円で売っている
お店が開いていておむすびがあれば即買いに行くように
とにかく美味しい、タラコいくら鮭の3種だが全種あると悩むくらい美味しい
埼玉県まで持って帰って母と食べた事もある、美味しい
お店を覗いておばちゃんがいると
「まってて今握るから」
と言うようになってくれた
とにかくおむすびが美味しい
とチラシが貼ってあったのだ
お弁当屋さんに行った所、同じチラシが貼り続けられているのだ
あの人の良いおばちゃんと、愛想が無いが味噌汁を縁までいれてくれる息子さんに
おばちゃんと息子さんに何もなければ良いのだが、あのお弁当が食べたくてたまらないが
あのお店の二人に何も無い事を祈る日々である