ダンスと歌はよかった
かなり電波に感じたが、オーソドックスな類型でもあるし、理解不能とまで断じるのは忍びない
自分たちを猫だと思い込んでる生命体がずっと画面に出てくる映画だったわけだけどさ
あいつら、あるときは虫が蠢いているようでもあり、あるときは猿山を切り取っているようでもあった
予告でみたときとかはさ、猫と主張する人面人頭身毛生え全身タイツの造形はキモいけどすぐ見慣れるだろうな〜って思ってたんだけどさ
サイズ感がリセットされると脳がバグるのだろうか、全く見慣れることがなかったんだよね…
つねに生々しく、猫を自称する小型人型8等身生命体集団が蠢いて、脳が受容を拒むだけだった
なんでサイズ感がおかしかったのか、推測だけど、CGをちゃんと作れてなかったのが原因だと思う
背景オブジェクトと、合成されるキャストたちの大きさが、画面ごとにかなりバラバラに制作されてたのではないかって感じた
なんか制作急ピッチだったらしいし、あんまりちゃんと厳密につくれてないんじゃないかな、よく知らんけど
たぶん普通の映画だったら、そこらへんをお粗末ポイントだな〜でおわらせてしまうんだけど
あれはかなり、自分を猫だと思い込んでいる猫を自称する小型人型毛生え奇行種生命体群の造形によって、いままでない感覚が惹起されるっていう、そういう映画体験だったのではないか
そうそうそんな感じ。脳がバグる。 映画と舞台の差異を消化しきれなかった作品だと思うわ。 監督の責任なのか企画の責任なのかはわからないが。