山陰本線・江原駅で、乗車中にドアが閉まったことにより、ベビーカーがホームに取り残され、その後線路に転落したという事故が報道されている。
江原駅にも行ったことがあるいち鉄道マニアとして、少しだけコメントさせてほしい。
ホームはまっすぐで、特に安全確認の障害になるようなものもホーム上にない(点字ブロックの内側に上屋の柱があるが、角度的に乗車中のベビーカーを隠すことはないだろう)。なぜ死角が生じていたのかはっきりとしない。運転士が安全確認を怠っていた可能性も否定はできないと思われる。
田舎の駅ではよくある話だが、江原駅ではホームと列車のあいだに段差があり、列車の方が高くなっている。そのため、ベビーカーを押して乗せるのが難しかったのだと推測される。
江原駅は昼間のみ駅員が配置されているため、その時間内はすべてのドアが開く。
ローカル線のワンマン列車では、ホーム上に置かれた鏡で安全確認を行うのが通例である。しかし、個人的には、すべてのドアを開閉するときはミラーを使わず目視で確認すべきであると思う。