2019-12-24

攻撃するためのツールとしての役不足

役不足の意味

上司重要任務を命ぜられたときに「役不足とは思いますが頑張ります」というのは確かにまずい。転じた意味として意味は伝わるし問題はないのだが、上司取引相手がこういうの気にするタイプなほどまずいことになる。「ご苦労さま」が一部の目上の方々が「ご苦労さまは目上には使えないんだ!ばかものが!」と怒り狂って結局使えなくなったという経緯もあるし、そういう事がごくふつうに起こっている世界なので、こいつは役不足の正しい用法も知らないのか!と指摘されて不遇な扱いをうける可能性が高く、あえて使うのにはリスクを伴う。まあそんな上司はごめんなのは確かなのだが「ご苦労さま」の変遷を見る限り、そういうわけにもいかないだろう。

だがそれ以外では役不足誤用と言われる意味積極的に使うべきだ。「力不足」「経験不足」では置き換えできない。だいたい「正しい用法」ではなくて「もともとの意味」くらいが妥当だろう。「役目が軽すぎる」というニュアンスで使うことがほぼないのは感覚でわかるはずなのに、正しい用法を守る必要がどれくらいあるんだ?誤用ではなくもともとの意味で使われることが減り、意味が転じたのだ。使わなくなった「正しい用法」を人を攻撃する道具とするのは品性が卑しい。それを歓迎するのも相手を不意打ちで攻撃できるツールを教えてくれてありがとうということだろう。この攻撃性を自覚したほうがいい。

役不足の誤用を指摘されて調べている人たちへ

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