死ぬのは嫌だし、すごく怖い。今だって、何かの病気になって死に向かうことを想像するだけで胸が苦しくなる。
人は必ず死ぬ。死ぬと脳の電気信号がなくなって「意識」が消える。その先には天国も地獄もなく、それで終わり。
そして、普通の人間なら、死後 100 年も経たないうちに、誰の記憶からも消える。
下手すると、もっと短いかもしれない。忘れ去られれば、生きていなかったのと同じだ。
しかし、インターネットのニュースになるような死に方をした人達はどうだろう。
どうせ、あと 100 年のうちに生きた意味すらなくなる人生なのだから、多くの人の目に触れて、
記憶と記録に残り、今を生きる人たち(といっても、たまたま件の人間よりも死ぬのが少し遅いだけの人たちだ)に
笑ってもらえるならば、何もないよりも遥かにマシだろうと思う。
自分はニュースにもならず、誰にも知られないような凡庸な死に方をするのかもしれないが、
まいあさ通勤電車の中でそのポエムを暗唱してよ 命の大切さを24時間うったえて