あだ名で呼び合うという行為には、互いに親しみが湧いたり、距離が近くなったりといった効果があると思う。
私の近くに、内輪であだ名を付けられている人がいた。全員が呼んでるわけではない。私も呼んでいない。ほんとうに仲の良い人たちだけ。
あだ名は、あるキャラクターの名前だった。例えば、「のび太」だとする。
のび太にはマイナスイメージがあるので、このあだ名を嫌がる人もだろう。
今回の件、本人たちの中では「のび太」というあだ名は浸透していたらように見え、私が見る限り嫌がっている素振りを感じたことはなかった。
しかしある日、のび太をあだ名で呼んでいない、無関係のお局みたいな人が「そのあだ名ってどうなの?やめない」と差し止めを求めた。
一人の正義が勝った瞬間だった。
勇み足だったのか、人助けをしたのか、本当のところはわからない。
その中に出てくる「ブー太郎」はどうだろう。
ブー太郎というあだ名をつけられたら、いい気分がしない人もいるだろう。
でもあの番組を見る限りは、ブー太郎本人も納得しているようだし、彼らの関係の中で成立している。
クレームがどれだけあるかはわからないが、現在のところ視聴者はその事実を受け入れ、放送は続いている。