仕事に疲れていた。
ボーっとパソコンを見ていたら土曜日は終わり、日曜日の朝になっていた。
ああ、生活リズムを崩すと週明けからきついのにと思いつつ朝日を見てから床に入った。
昼前に目が覚めて、体の重さと頭の痛さに絶望感が満ちてくる。昼飯を食べて二度寝をすると、日が暮れて夕方になっていた。
身体はだるく、頭はぼーっっとしていた。
散歩がてら夕食でも食べようと外に出た。
秋も深まってきたので、風が冷たい。もうすぐ凍える冬がやってくるのか。
あれ、こんなところに中華屋あったんだ、気づかなかったな。暗闇にこうこうと輝く蛍光灯が眩しい。
古き良き町の中華屋さんといった感じ、店に入るとテーブル席が3つ、それからお座敷。まるで民家みたいだな。
週刊新潮を読みながら待っていると思ったより早く運ばれてきた。
食べてみると、無難さを煮詰めて固めたような伝統的な街中華でしっとりしたチャーハンが印象的だった。
ラーメンは醤油でチャーシューがほろほろとしていて美味しかった。次はチャーシュー単品を頼もう。
満腹になって、身体も温まったのでとぼとぼと帰り道についた。
なんだか最近仕事は嫌なことばかりだったけれど、この瞬間ほんの少し幸せなのかもしれない。
ああもう2、3日休みないな。