2019-10-22

水泳やってた。プールに行って着替えて泳いで着替えて帰ってくるやつ。

泳ぐとき、かっこいいフォームを教えてもらう。同じようにやると速くなる。

同じようにできているかどうか、自分対話しながら泳ぐ。

グループ内の序列自分なりのフォームのかっこよさ、タイム、疲れ具合、が印象に残る。

記憶するときもあれば記憶しない時もある。

薄い印象の積み重ねの上で漫然と続けていて、記録会に出た。

いろんなプールからいろんな人が来る。学校一緒だけど違うプールの人と会って気まずくなる。

勝ってやろうと思う。タイムで。

初めての記録。タイム。我が水泳歴で史上初めての記録。

今のデータが分かる。前回のデータ、ほかの人のデータも分かる。

速くなった、遅くなった。データが集まると分析が始まる。

練習で泳いだ本数が増えたから速くなったのか。

飛び込みの角度が深かったから遅くなったのか。

より速くなるために、記録を体系化して試行を繰り返す。

そのあと誘われて野球を始めた。

キレイに振れば飛ぶと言われた。なんだ、水泳と同じかと理解した。

走るのも振るのも回数を課せられたけど、ボールを使えなかったのでフォーム確認のしようがなかった。

そもそも、投げたボールを打ち返すときは追いかけるのに必死で、フォームもクソもなかった。

関係ないなら、課せられた回数は重荷でしかなく、やる気が出なかった。

その態度が監督の気に入らなかったようで、練習ボールを使わせてもらえなくなり、無用な着替えをして走るだけのお付き合いになってた。

野球への興味は最初からなく、スポーツの楽しさ(記録を体系化して試行を繰り返すこと)も味わえないから辞めた。

同時にスポーツ全般への興味も失せてしまった。

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