2019-07-11

初めて増田に来た日、俺はすでに増田だった

その日はとにかく辛かった。何もかもが煩わしくて関わる全てが消えてなくなればいいとしか考えられなかったし、そんな風に感じる自分こそが、この世で最も消えてなくなって構わない存在だとも感じた。

辛いとくるしいとやるせないと死にたいという気持ちで脳がいっぱいになっていて、吐き出さなければ死ぬと思った。

吐き出せるなら別にどこでもよかった。2chでもTwitterでも。でも、瞬時ににくいフォロワーが頭に浮かんだし、上げんな、単発、ゴミ付きなど、2chでの罵詈雑言も浮かんだ。

どこにもないかも。いや、でも、そうだ、増田だ。みんな増田愚痴を書いている。それがバズっている。何度も見たことがある。この前殺人も起きてた。増田だ。増田検索だ。はてな増田、え、増田ってこれか? 増田……? み、見づらっ…!

短文で、辛い気持ちをつづった。とりとめなく、誰にも問いかけていない。ただ辛い、と。

すぐに3つ4つ、レスのようなものが付いていた。罵詈雑言が再び思い浮かぶ。でももうそれがきっかけで死ねればいい、万々歳だと、そのまま、記事への反応を見た。

かわいい猫の絵文字が、「増田さんは疲れてますにゃー」と教えてくれていた。

知らない人が「増田は疲れてるよ いい景色を見に行きなよ」と言ってくれていた。

そのまま死ねという言及もあった。

でも、もう死のうとは思わなかった。あ、俺、増田だったんだ。疲れてるんだ、と思った。

初めて増田に来た日、俺はすでに増田だったんだ。

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