2019-04-16

上野千鶴子祝辞を読んで思ったこ

この文を見ている人で、家族や親しい友人に現役東大生がいる人がいたら、できれば「もし、あなたが恵まれないひとびとを助けることができなくても、私にとってあなたが大切な人であることに変わりはない」のような言葉を伝えてあげてほしい。

東大生の中には、学内では周囲のレベルの高さについていけず、学外では「東大生のくせにこんなこともできないのか」と言われて、自分は何もできないダメ人間だという考えに陥る人が少なからずいる。

自身、在学中は自分は何をやってもダメ人間だと思うことが何度かあったし、就職して仕事をこなすようになってから自分能力はこんなに高かったのかと自分で驚いたぐらいだ。

そんなときに、この祝辞に影響を受けた人から「お前は東大に入れるほど環境に恵まれているのに」とか「お前は恵まれない人を助けなければならない立場だ」と言われたら、自分には恵まれない人を助けることなどできそうにないし、これ以上周囲に迷惑をかけないために死んだほうが良いのではないか、という考えに至ってもおかしくない。

最初に書いたような言葉が伝われば、そういう状況にある人には救いになると思う。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん