きちんと精神科もしくはカウンセラーの元で受けたとして、君が成人だとすればWAISを受けたのだろう。その前提のもとで話す。
・WAISでは精神年齢が正規分布に従うとされている。(真ん中らへんにたくさんの人がいて、極端に高い人や低い人は稀)
・したがって、あなたも正規分布に従う人だと仮定する。(この仮定が重要)
・あなたの精神年齢が実際の年齢と比べてどの程度上もしくは下にズレているのかを各項目に分けて測る。
・通常あなたのIQは〇〇です!と言う時は「全検査IQ」を言うが、「言語性IQ」「動作性IQ」に分けることができる。
・さらに細分化して「言語理解」とか「処理速度」とかそんな感じに確か8個くらいに分けることができる。
・そして各項目を足して割った形で通常のIQ(全検査IQ)が算出されるのだが、各項目のIQが大きく違うというのは稀である。
で、ここからが重要なのだが、発達障害の診断にはいくつかのステップがある。
1.本人が何か生きづらさを感じていたり、周囲からそう見られる。(その結果精神科かカウンセラーの元へ来る)
2.成人であればWAISを受けてその結果、全検査IQが130を超えるまたは70を切ると「仮定」に従っていないと判断される。
3.「言語理解」や「処理速度」など各項目を見て項目ごとに著しく差がある時(確か30の差があると)
「仮定」に反したことになり、全検査IQの信ぴょう性が下がる。
つまり全検査で69を切り、各項目で1つは60なのに他の項目で91あると、ただちに知能障害とは言えないのである。
同様に高い方も安定して高ければいいが、そうでないなら単に正規分布に従わない奇妙な人となる。
ある項目で105なのに、他の項目で136あるとすると低い方でも平均以上だが、本人にとっては「生きづらさ」にもなるのだ。
出勤前なのでとりあえずこんな感じで。
消えてなかった