カウボーイビバップでそういうセリフがあった。天啓を受けた思いだった。
男には少なからずそういうところがあると思う。別に本当にそう信じているわけではないが、たまには自分のことを思い出してるんじゃないかなみたいな。男というのはいつだってロマンチストなのだ。冷静に思いなおせば考えてたら何なのだという話だし、自分がよりを戻したいわけでもないならそんなことを思う必要は全くない。大体いまどきいちいち昔の男のことなんて考えてたら昔の男のことだけ考えて生きていくことになるし、こっちだって別に普段から思い出してるわけではないのだ。たまにセンチメンタルになった時にそう思うだけ。
でも、こんなことを書いていてなお、昔の女が今でも自分のことをたまにでも考えていてくれたらいいなと思う。というか考えてくれてるんじゃないかな、とすら思う。男とはなんとバカな生き物だと思う。
結局のところ、男は性欲とロマンチズムで生きているのだ。欲望の赴くままに女を抱いて、欲望が身を潜めた瞬間に急にロマンチストになる。
一方で女というものはいつも性欲とロマンチズムの境界で生きている。あいつらはセックスがしたいだけの癖にすぐ好きだの嫌いだの言うし、ロマンチズムというのはホテルのバーで男が部屋のキーを片手に女を口説くことだと思っている。そんなのはロマンチズムじゃないのだ。ロマンチズムというのは、一人薄暗いバーでグラスを傾けながら女のことを思い出すときに発生するものであって、眺めの良いホテルのバーで女を口説いているときに発生しているのはただの性欲なのだ。
なんということだろうか。男と女はどうやら分かり合えないらしい。分かり合えないから惹かれあうのかもしれない。でも本当にそうだとしたらなんと悲しいことだろう。すれ違うがゆえに惹かれにあうのだ。あほらし。
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