その子は、今思えば典型的なサークルクラッシャーだったんだが、若い俺は全く気が付かなかった。
小動物みたいな可愛さで、実際に身長も低いほうで。優しくされて、謎に俺の体との接触も多くて、俺は一発で好きになってしまった。どうしても落としたくて、今思えば貢ぐようなことをしていた。車で送迎したり、飯やらちょっとしたものやら何やらとにかく奢ったり、大学の出席カードの工作をしたり、テストやら就職やら何やら。
ある時、向こうからキスしてきた。クンニしてとかああしろ、こうしろと言われたのでそりゃあもうクンニしたしお膳立てした。俺のものも舐めてほしかったが狭いからできないと言われ諦める。次はベッドで十分に奉仕してもらったらいいしな、と思って気にしなかった。
コンドーム持ち歩いてる時点で察するべきなのだが、まあそんなこと考えている余裕などなかった。終始彼女のリードでセックスは終わる。次はなかった。恋人になったと信じていた俺は、彼女だけでなく彼女の家族や友人の送迎やら奢りやらで貢いでいたが、なぜか二人きりであえなくなった。誘っても忙しいと断られる。そこで気づく。ああ、利用されただけだと。ちょうど卒業まであと少しという段階だった。卒業旅行として、彼女の友人(男含む)たちと海外に行くことになっており、予定から何から俺がやっていて、虚しくなった。今更キャンセルすることもできず、死んだ心で卒業旅行行った。この時期になると思いだしては胸が痛い。
そやって男は育つもんだ。 いい経験ができたじゃん。 社会人になって稼ぐようになってからそんな女に捕まるともっと大変だよw
ヤリ捨てというより、色々利用するのがメインでついでにヤッた、って感じ
ヤリを捨てろ!武器を捨てて両手を頭の上に!
だな。利用が目的でヤッたのは手段だな
いいよいいよその時の自分なりにまあよくやったって自分をねぎらえばいいんだよ。 その子は今頃どうしてるだろうね?