先生と研究室で話をしていると、窓の方を見てしまう。 話の途中で急に立ち上がって窓を勢いよくかち割って飛び出したらどうなるかな、と想像するのだ。ここは5階だしきっと私の体は無事じゃ済まないだろうな。先生も、研究棟の近くを友人と雑談しながら楽しそうに歩く通行人たちもさぞびっくりするだろうな。ああ、でも死ねずに寝たきりになるのは嫌だな。絵をたくさん描きたいしゲームもしたいし。常識がまだ残っているから、私はきっとうつ病とかじゃないだろう。先生との話が終わると、私はうなだれながら研究室を後にし、エレベーターに乗った。
ああつかれた。帰ったらゲームでもするか。最近は、あまり筆を握る気にならない。推しの供給が最近全く無いから二次創作も捗らないし、一次創作もなんだか億劫で1年ぐらい前からほとんどやってないしなあ。
何も生産せずに、ダラダラと1日が終わる。罪悪感に苛まれる。絵を描いたら、もう少しましな気持ちで1日が終われるかな。課題もさっさと済ませてしまえば、肩の荷も降りるかな。どうせ私は、自分のことをうつ病だと思い込むことで面倒なことから逃げたいだけなんだろうな。