2019-01-02

実家に帰った兄弟から送られてきた写真を見て、母がおばあちゃんになったと感じた。

まあもう六十いくつだし、おばあちゃんの年齢なんだけれども。

私は母を祖母にしたくて、つまり自分の子供を作りたくて結婚した。

だけど未だ目論見は達成できていない。

本当は去年あたりに子供ができているつもりでいたんだけど、できていなくて。

なぜできないのかはわからない。相性が悪いということがあるのなら、結婚は間違いだったのかもしれない。

先々月には夫にもう協力する気はないと言われ、その月はお情けで人工授精に協力してもらった。

愛しているかはわからない。愛されているかもわからない。

二人のバランスおかしいのは理解している。

夫は仲間と旅行へ行っている。

ひとりでいることが寂しいのかもわからない。チョモランマな私のプライドが寂しさを認めないのかもしれない。

一方で、ひとりでいること自体ではなく、蔑ろにされているという感覚が苦しいのではないかと思う。

最上級に愛して欲しくて、そんなボーダー気持ちが結局思春期を過ぎても心の底に埋まっていただけでなくなっていなかった。

あの人のすべての時間が欲しい。叶うわけがないこと、願ってはいけないことは知ってるけれど、私の根底にあるこの願いを、棄てる手立てが見当たらない。

ねえお母さん、どうしたら子供出来るの?

ねえお母さん、心から敬愛していて、そしてあなたに愛して欲しいのです。

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