2018-12-08

騒動における空虚ネット

茂木健一郎が先日の武智・久保田によるM1暴言騒動コメントした、というニュースヤフーで流れていたので例のごとくコメント欄を見たら案の定「こいつはダメ」「論点ズレてる」という意見と「今回の騒動問題は云々」という意見があった。

■「こいつはダメ、何も分かっちゃいない」という意見は単純に個人的な信頼から生じるもので、「いや、俺はこの人の言ってることは何一つ賛成しない。なぜならこの人は俺にとって信頼できないからだ」と言ってるにすぎない。さらにいえば「俺にとって」というのも曖昧で「実際はみんなが言ってるから」とか「そんな感じがするから」というくらいの意味しかない。聞く耳さえ持てばありえない意見

■「論点ズレてる」と併せて「そうではなくて、問題なのは云々」というものがあった。それは本当の問題重要問題、つまり本来、なぜ騒動が生じたのかを説明するものだと思う。だけど、それについて語る人は大体のところ、なぜ「私たち」がこの騒動問題視しているのか、なぜ「私たち」はこの騒動主犯を叩きたいと思っているか説明する。そんな問題、知らねえよ!もしそれが本当の論点であれば、どんな意見もそれに一致しない限り、ズレてしまうのは明らかだ。

当の騒動における関係者と「私たち」との間に解離があるとすれば、前者は無論実質的ものだが、後者空虚だ。

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