努力すると上の階層に行けなくはないんだけど、実感としてはその後歳を取るほどきつくなってくるんだよな。
上の階層に行くと、努力はみんなしてるから、時間がたてばたつほどそこは平準化されて生まれ持った遺伝子とか育った環境とかの本人ではどうしようもないところでしか差がつかなくなってくる。
例えば今流行りのプログラミング能力とか、俺がどんだけ勉強しても中々馴染まなくて困ってるところをどうやって勉強したのか聞くと「小さい頃に親父に習って自然と身についたわ」みたいな反応が返ってきたりする。一事が万事そんな感じになっていく。
持って生まれた高い能力で幼少期から無駄な苦労をせずにスクスクと育ってきているから人間的余裕も桁違いだしね。仕事にはそういうところが効いてくるなとしみじみ思う。
最近の研究で(参照先はいま見つけられないんだが)、生まれ育ちと後天的な努力のどちらが人生の成功に寄与するかという研究があって、歳を重ねるほど親の能力で子の成功はほとんど説明できるようになっていくという結論だった。