大好きな友達がいる。
美味しい物を食べたら「これ食べさせてあげたい」
知り合って数ヶ月、相手からの告白を「良い人を落ち込ませるのも悪いから」と付き合い始めたらしい。
いつも通り就業後に集まって、呑んだそのノリで次の日も遊んで。
遊んでいる時に彼氏になる前の彼の話をして「ただの『良い人』ってやつかガハハ!」と盛り上がったり。
就業後は彼氏とでしょ?早く行きなよと職場で囃し立てられたり。
「同性の友達」な私ではどうあがいても「毎週友達とばっか、少しは落ち着いたら」とか「就業後は友達と?そんなんだ、少し残業お願い出来る?」となる。
私の方が付き合い長いのに。
私の方が綺麗なのに。
私の方が優秀なのに。
私の方が一緒に居て面白いのに。
私の方がその子の良い所・駄目な所100個ずつ言えるのに。
たかが下半身に肉の棒が付いているだけで、私が唯一友達に出来ない「社会的に幸せにする」権利が持てる。
何よりその彼氏は私の友達を「社会的に幸せにする」気が満々だ。
幸い花の金曜日だ。
世界を変えてしまいそうな恨みをLINEに込めていつも通り友達を呑みに誘う。友達はきっと彼氏との予定があったとしても押して来るだろう。
そして「私の下半身にもホームランバーがあれば、この後も綺麗にしていて優秀で面白い私と気を遣わずただダラダラ呑むだけで良いのにさ!!」と愚痴ろうと思う。
恨む対象に「自分」が全く無いのがいかにも腐れマンコって感じ 自分は悪くなーい!
おいうんち遅いぞ何やってんだ
もうやめなよ…重すぎるよ 友達にもあなたにもそれぞれの人生があるんだよ? あなたがその友達に恨みをぶつける度笑ってるかも知れないけどしんどいと思うよ どうして友達の幸せを...