今はとにかく嬉しい。自由が嬉しいのです
思えば、刑期はあっという間でした
外の方に言われると驚かれましょうが、実に不思議なこと、中にいると時間がとても早いのです
それは先輩の長期受刑者の方と話しているときに如実に理解できました
その先輩は残りの刑期が6年ありましたが、すでに半分は消化したようでした
そこで僕が先輩に「まだ半分も残っているなんて、大変ですね」と声をかけたのです
しかし先輩は「何を言ってやがる。6年なんて本当にクソしてる間にあっという間に終わっちまったぜ」と言ったのです
クソして、の下りは笑える冗談ですがあっという間に終わったというのは本音であろうことは、仲良くさせてもらっていた僕にはよくわかることでした
同じように、出所してみれば僕の刑期もあっという間でした
僕が刑務所にはいったのは、女性に暴行したからにほかなりません
それが僕の罪です
実に愚かな行いでした。相手方はまだ僕の謝罪の手紙を受け入れてくれません。当然だとは思いますが、悲しいことです
とにかく、今は自由が嬉しいのです
出所にしてご飯を食べてからこれを書いています。おそらく、インターネットにあげるのは少し時間を置くでしょう
それでは