■長年やって来た絵を描くことをやめた
私は今日までずっとやってきた絵を描く趣味をやめた
絵に対する情熱がもう失われたからだ
私は幼少の頃から絵を描くことが好きだった
もちろんはじめは年相応のよくある落書き程度だったが楽しくやっていた
だが、ネットは残酷だ
時に自分とは年下や同年代の奴ら、
はたまたそれ以外の絵師が
質の高い上手い絵を銃弾のように容赦なく生み出すからだ
そのせいで嫉妬に狂い、
一時的に絵師に対するディスを繰り広げ続けてしまった
けれどそれをやってもなにも変わらない、
それをわかっているから努力し続けた、
PCも新調し液タブも買い描き続けた、
でも無理だった
最終的に絵の質が一年ほど前から進歩しなくなったのだ、
今や絵とは別の企業に就職し
暇もなければそれも尚更だ
そのせいもあってからなのか、
虚しさや悲しさしか感じなくなり、
絵を描くことにも気だるさを感じるようになってしまった
だから私は絵の全てをやめることにした、
同人誌を出す夢も、
商業デビューする夢も、
絵で稼ぐ夢も、
全て捨てた
今はゲームや動画など、
他の趣味を楽しむしかないただの一人間になってしまったのだ
これまで絵に投じてきた時間を返せとは言わない、
一度過ぎてしまった時間はもう巻き戻せないからだ
終わり
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